自然エネルギーのまち、高知県・梼原(ゆすはら)を訪ねてきました

 日本共産党広島県後援会の「自然エネルギー探訪ツアー」で12月3,4日、高知県梼原町を訪ねました。

(図は農水省ホームページより)

 人口3800人の小さな山峡のまちがいま、自然エネルギー100%に挑戦するまちとして全国から熱い注目を集めています。

 やはり聞くと見るとは大違い、というのが実感です。ぜひ今後に生かしていきたいと思います。
 その一部を紹介します。

梼原町新エネルギー等活用施設設置に関する条例
                平成13年3月15日
条例第21号
(目的)
第一条 この条例は、町民が梼原町新エネルギー等活用施設(以下「新エネルギー等活用施設」という。)を設置し、住環境の整備を図ることに対して支援することにより、地球環境の保全と町民の環境保全意識の高揚を図るとともに、低炭素社会の実現に向け環境に調和したまちづくりを推進することを目的とする。

●風車

 標高1500メートルの四国カルストの山頂に2基あります。町営、99年建設。
1基あたり約2億円(山頂への輸送などで工事費が高くついたそうです)
発電力1基600Kw、1Kwを11.5円で四国電力に売電(年間4千万円の収入)

隣の津野町には企業が作った風車20基の風車が並んでいました。

●小水力発電

河川改修でできた6メートルの落差を利用。費用2億円。53Kw発電。
昼は隣接の小中学校、夜は82基の街頭路に使用。売電年間120万円。

木質ペレット工場

08年開業。(町、矢崎総業森林組合が出資)
間伐材や端材を1トン4000円で買い取り、ペレットにして一キロ30〜35円で販売。
隣接の特養施設や雲の上ホテルの冷暖房等に使用。
「家庭用ペレットストーブの値段が高い(1基約40万円)のが問題点」とのこと。

●雲の上ホテル

宿泊した。道の駅にある雲の上ホテル。温泉、レストラン、併設の町営プールは地熱を利用。
夕食の懐石料理の豪華さにびっくり。

ペレットストーブ
町役場にはペレットストーブがありました

上から見たら、こうなっていました。