参院選にむけての私の決意

 総選挙の結果は、共産党にとって口惜しい結果でした。
―でも、三年前の参院選より得票を増やし、次への「前進の足がかり」をつかむことができました。
第二次安倍政権が発足しましたが、国会の3分の2を自・公が占めたとはいえ、それは「小選挙区制」というマジックが作り出した「虚構の多数」であって、私たち国民はすべてを安倍政権に「白紙委任」したわけではありません。
それは選挙後の世論調査にもあらわれています。(毎日12/28付け)
 自民党が選挙公約に掲げた憲法9条改正―反対が52%
 集団的自衛権の行使―反対37%(賛成28%)
 消費税増税―反対が52%(賛成28%)
 原発―圧倒的多数が〃原発ゼロ〃
暴走にストップをかける参院選 
 安倍内閣は、参院選挙までは、「安全運転」を装いながら早くも暮らしと平和をおしつぶす暴走を開始しようとしていますが、夏の参院選は、安倍内閣の暴走にストップをかけ、民意が生きる参議院を実現しようではありませんか。
そのために私は全力でがんばります。
 格差は広がるばかり 
私は、一昨年まで、広島市会議員を24年間つとめさせていただいたなかで、いまの悪政の下で苦しんでいる多くの方々から色んな相談を受けてきました。
 わずかばかりの年金で家賃と社会保険料を引くと手元には一日千円、この寒いなかでも暖房も節約して一日一食分の食事を三回に分けてとっているお年寄りの方。
工場の倒産で主人が自殺して途方にくれる奥さん、
昨年末には、シャープで働く労働者が県内で540人も泣く泣く工場を去りました。いずれも40代、50代の働き盛りです。この寒空の下、家族の方は、どういう思いで新年を迎えたのでしょうか。
本当にいまの日本では、庶民の暮らしは、このようにどんどん押しつぶされる一方で、ごく一部の人たちと大企業だけが肥え太って優遇されているとしかいえません。
 今やるべきは、庶民のための「三本の矢」
 安倍さんは「景気回復」に全力をあげるといっていますが、やろうとしていることは、日銀にじゃぶじゃぶお金を出させて、ゼネコンが喜ぶ大型公共事業にバラまくことではありませんか。
 庶民は、欲しい物もガマンして、一円でも安いところをとかけ回っているのに、こんな庶民のくらしのことなど頭の中にはカケラもありません。
 庶民を痛めつけておいてなにが景気回復ですか。
いまやるべきは、財界のための「三本の矢」でなく「庶民のための三本の矢」です。
 まず、消費税増税は、中止すること。
 2つ目に、大企業のリストラをやめさせ、大企業の内部留保の一部 を還元して労働者の賃上げを行うこと。
 3つ目は、医療や介護、子育て支援など社会保障を充実すること。
 大企業のための「三本の矢」でなく庶民の為の「三本の矢」を放って国民の所得を増やし、内需を暖めて景気を回復させます。
これは政治がその気になればいずれも実現可能です。その実現のため、全力をあげます。
 逆流に正面から立ち向かいます。
もう一つは危険な戦争への逆流に『待った』をかけ、平和憲法を守ります。
「二度と人殺しの戦争を日本はやらない」―
 平和憲法は、世界に向けての「不戦の誓い」です。安倍首相の右より発言に今、 多くの人が心配されています。
 「国防軍といったり、《日の丸》部隊が応援団の安倍政権に共産党は正面からたたかってほしい。」
「右翼的流れと正面からたたかえるのは、共産党しかない。」
 こうした平和を愛する多くの人の期待に応えて
日本共産党と私、皆川けいしは、全力でがんばります。
  どうぞ宜しくお願い致します。