究極の〃体罰至上主義〃石原慎太郎
日本維新の会代表石原慎太郎氏が東京都知事時代の平成21年6月26日、東京六本木ヒルズで行われた「教育における体罰を考える」シンポジュウム(主催:維新政党・新風)に出席し、第一部でジャーナリストの桜井よしこ氏と体罰を肯定する対談を行っていたことが、今話題を呼んでいる。
私もネットでその内容を調べてみて、あまりの体罰至上主義に目を疑った。
同シンポジュウムの告知ビラ、そこには次のような文章が・・・。
罰は子供を強くするため、
進歩させるために行われます。
「叱るよりほめろ」では子供は強くなることができません。
人間は強い分だけ優しくなります。
いかに多くの罰を受けたかが
優しさを決めます。
人のことを思いやる力をつけるには、
体罰は最も有効です。
いかに多くの罰を受けたかが、優しさを決める!!
人を思いやる力をつけるには、体罰は最も有効!!
ここまできたら、究極の体罰至上主義そのものです。
私は、体罰は人間から考える力を奪い、暴力で相手を服従させる以外の何ものでもないと思います。旧日本軍の中で体罰、暴力がいかに兵士の人間性を奪って、残虐な行為に駆り立てていったか忘れてはならないと思います。
体罰肯定は、軍国主義肯定につながる思想だと思っています。また同時に教育者としての「敗北宣言」だと思います。
学力世界一のフィンランドでは、いかに子どもたちに考える力、創造する力を身につけさせるかということで教師一人ひとりが、子ども達と向き合って創造的な教育を行っている姿が以前紹介されました。子どもたちに無限の可能性を持ったひとりの人間として、大切にしている姿に、私は感動を受けた。
体罰で優しさが身につく?!!
体罰で思いやりが身につく?!!
そう言っている連中が、一体どんな「優しさ」や「思いやり」をもっているというのだ。
人殺しの戦争を肯定し、天皇の前にひれ伏す人間ばかりではないか!!
特に石原氏は、他民族蔑視発言や都民の税金で海外豪遊、等々でひんしゅくをかった人物ではないか!
私から言えば、他人に罰を与えるよりは先ず自らに罰を与えるべきではないか、と言いたい。